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コラム

赤ちゃんの頭の形はいつ受診すべき?― 月齢と評価のタイミングについて ―

赤ちゃんの頭の形が気になったとき、多くの保護者の方が悩まれるのが
「いつ受診すればいいのか?」
「様子を見ていて大丈夫なのか?」
という点です。

頭の形は、生後早期ほど変化しやすく、月齢によって対応が変わります。

 

ヘルメット治療(装具療法)の仕組み

ヘルメット治療(装具療法)は、

・出っ張っている部分を押さえつける治療ではなく、
・平らになっている部分に“成長するための空間”を作り
・そこに骨が成長してくるのを待つ治療

です。

つまり、頭の成長する力を利用する治療 と言えます。

そのため、治療を考えるうえで重要になるのが「月齢」と「頭囲の伸び」です。

月齢とともに起こる変化

赤ちゃんの頭囲は生後数ヶ月の間にぐっと大きく伸びます。
しかしその後は、頭囲曲線の伸びは徐々にゆるやかになっていきます。

このため、

✔︎ 頭囲がよく伸びる時期は、形の変化も出やすい
✔︎ 伸びがゆるやかになると、変化も出にくくなる

という傾向があります。

月齢によって、期待できる変化の幅は変わります

「ヘルメット治療は何ヶ月から始めるのがよいのですか?」というご質問をよくいただきます。

月齢が進むと治療がまったくできなくなる、というわけではありません。


・現在の月齢
・頭囲の伸び
・変形の程度
・運動発達の状況(向きぐせの強さや活動性)

を総合的に評価し、効果が期待できるかどうかを判断します。

たとえば、
まだ寝ている時間が長く、向きぐせの影響を強く受けている時期なのか。
それとも、
寝返りや腹ばいが増え、頭が接している時間が少なくなってきている時期なのか。

こうした発達の違いによって、自然に改善しやすい場合もあれば、ヘルメット治療を検討したほうがよい場合もあります。

頭囲の伸びが大きい時期に開始できるほど、形の変化が得られやすい傾向がありますが、それだけで決まるものではありません。

だからこそ大切なのは「早めの評価」

「もう少し様子を見よう」と迷っている間に、頭囲の伸びが大きい時期を過ぎてしまうこともあります。

月齢だけで一律に判断することはできませんが、気になる場合は早めに現在の状態を評価することが大切です。

大阪市西区のともるクリニックでは、月齢や発達の状況に応じた最適な方針をご提案しています。

赤ちゃんの頭の形でお悩みの方は、一度ご相談ください。